設計者のイメージしたものを原寸大で作るには、多くの作業員と協力して進めていかなければなりません。その先頭に立って現場で指揮するのは難しく、寸法の読み間違えや伝達が作業員に正しく伝わらないということもあります。『自分ができない事をできる人にやってもらうよう管理する』というちょっと不思議な仕事ですが、真っさらな状態から徐々に出来上がってくる様子を最初から最後まで一番近くで見ていられるのがこの仕事の楽しいポイントだと思います。

現場の繁忙時期はかなり大変だと思います。作業前・作業中・作業後の確認をしなければならないのと、翌日以降の作業の資料作りや手配・発注など、業務が倍増します。帰宅時間が遅くなることも少なくありませんが、現場ごとのチームで作業することが多いので竣工してしまえば、『大変だったけど楽しかった』と思えるやりがいのある仕事です。

私はもともと別の内装会社で働いていましたが、もっと大きなプロジェクトや難易度の高いプロジェクトに取り組みたくてイリアに転職してきました。多くの内装会社がある中でイリアを選んだのは、イリアのホームページの施工実績をみて『こんな内装を自分も作ってみたい』と思ったのがきっかけです。イリアに難易度の高いプロジェクトの依頼が来るのは、先輩方が他の内装会社には負けない高品質な内装を提供し続けてきたおかげだと思います。

工事の最初から最後までに携わる現場管理者はすべての工種の知識を広くもっていなければなりません。そこで見たもの、聞いたものを一つ一つ確実に蓄え、より複雑なプロジェクトや、設計者の『こんな感じにしたい』といったぼんやりとしたイメージを具現化できるような管理者を目指します。また、『イリアだから』こそのクオリティを守れるように頑張っていきたいと思います。