インテリアの仕事とは、建築という建造物という器物とつかず離れぬ間柄例えるなら建築は料理を盛り付ける器、インテリアはその料理への味付けや盛付けの関係に似ている。料理（空間）のオーダーを受け、食材の吟味と適切な調理、器との関係をバランスよく盛付け、口元に入る前に嗅覚を刺激、食感や食後の余韻も巧みに演出し、お客様にご満足して頂くことが本望である点も相違ない。日々鍛錬を積み重ねつつ新しきも取り入れる柔軟な意識、空間を作る基本は触れて使う素材や質感が空間の印象にどう影響を及ぼすか、画像を見ただけでは伝わらない現物の質感を知り、自らの経験を礎に物事を 成すときに近道を探さぬ意識を持ち続けたいと考えています。